イギリス出身の俳優トミー・バストウ(Tommy Bastow)さんが、2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』でヒロインの夫役に抜擢されました。海外ドラマ『SHOGUN 将軍』で日本語を操るポルトガル人司祭を演じたことでも注目を浴び、日本語堪能な国際派俳優として一躍話題に。さらに音楽活動やホームステイ経験など、日本との深いつながりを持つ彼の素顔とは? 本記事では、プロフィールやキャリア、朝ドラ出演決定の裏側までを徹底的に解剖していきます。
プロフィール・経歴をみてみましょう
髪/瞳の色:茶色の髪・青い瞳
本名:Thomas Derek Bastow(トーマス・デレク・バストウ)
生年月日:1991年8月26日(34歳)
出身地:イギリス・サリー州エプソム
国籍:イギリス
身長:185cm
俳優を志したきっかけと出身校
トミーが俳優を志したのは、幼少期に父親と一緒に映画を観ていた体験がきっかけでした。『時計じかけのオレンジ』『パルプ・フィクション』『アメリカン・サイコ』といった名作の中で役者の存在感に圧倒され、自らもその道を歩みたいと強く思うようになります。
学びの場として選んだのは、演劇の名門校。
- シティ・オブ・ロンドン・フリーメンズ・スクールで基礎を学び、
- その後、舞台芸術専門校であるブリット・スクールへ転校。
- 最終的にドラマ・センター・ロンドンで演技学士を取得しました。
この確かな基礎訓練が、彼の演技力の厚みを支えているのですね。納得です。
出演映画・ドラマ代表作
初期の活躍
13歳で広告に出演してから、2008年の映画『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』でデイヴ役を演じ、本格的に映画デビュー。
続いてBBC『ロビン・フッド』で若き日のギズボーン卿を演じるなど、英国国内で知名度を上げました。
国際的な作品
2010年にはホラー映画『エクソシズム』に出演。さらに2011年には『イーストエンダーズ』でセブ・パーカー役を演じ、英国の国民的人気ドラマに名を刻みました。
近年の注目作
- 『THE CROSSING/未来からの漂流者』(2018年)
- 日独合作ドラマ『The Window』(2021年)
- アクション映画『Never Back Down: Revolt』(2021年)
そして何より、2024年に放送された**『SHOGUN 将軍』**で、日本語を話すポルトガル人司祭マルティン・アルヴィト役を熱演。とても印象的でしたね!これが日本でのブレイクのきっかけになりました。
NHK朝ドラ『ばけばけ』でヒロイン夫役に決定
2024年11月、NHKが2025年度後期の朝ドラ『ばけばけ』出演者を発表。ヒロイン松野トキの夫「ヘブン」役を務めるのがトミー・バストウさんです。この役は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした人物であり、物語の中でも重要な存在となります。
注目すべきはそのオーディションの裏側。
『SHOGUN 将軍』で共演した穂志もえかさんから情報を得て、自ら制作統括の橋爪國臣氏に日本語でメールを送り、オーディション参加を直訴したのです。
ヘブン役のオーディションは国内から246人、海外からは1521人(アメリカ1352人、イギリス149人、オーストラリア・ニュージーランド20人)合計1767人の応募者がありました。結果は「この人しかいない」と、全員一致で決定!
さらに、もともと日本でのお仕事を希望されていたとはいえ、もえかさんの情報がなければオーディションに参加できなかったと、感謝の言葉を述べてらっしゃいます。誠実な方ですね。
ミュージシャン・バンド「FranKo」での活動歴
俳優業と並行して音楽活動も行うトミー。2007年に仲間と結成したバンド「FranKo」でリードボーカルを担当しています。
デビューアルバム『Vote FranKo』(2010年)を発表後、タイやイギリスでツアーを敢行。ステレオフォニックスやフー・ファイターズを手掛けるプロデューサー、ジム・ロウと共に制作を行ったことでも知られていますよ。
音楽的バックグラウンドを持つことは、彼の俳優としてのリズム感や表現力に活かされていると言えるでしょう。
日本との縁 ― ホームステイ経験と日本文化への愛
トミーさんは学生時代に千葉県と東京都で半年間ホームステイを経験されています。この期間にNHKの朝ドラ「ちむどんどん」や「ブギウギ」を視聴していたみたいです。「まさか出演することになるとは!」ご本人もその時は、夢にも思っていなかったでしょうね。
また、幼少期から父親と一緒に黒澤明監督の映画をご覧になっていたみたいです。日本映画や武士道文化に興味を持たれたと語ってらっしゃいます。好きな日本の俳優は三船敏郎。俳優になるきっかけになった『時計じかけのオレンジ』も、強烈な存在感の俳優さんたちばかりでしたね。トミーさんの俳優としての矜持が垣間見えるようです。
独学で身につけた日本語と『SHOGUN 将軍』での挑戦
SEOの核心ワードである「トミー・バストウ 日本語力」。彼は約10年前から趣味として日本語を独学し続けています。
『SHOGUN 将軍』の現場では、日本人俳優との会話で自分の限界を痛感。そこからは毎日8時間の猛勉強を続け、日本語でのセリフを自然に話せるレベルに到達しました。
Instagramでは日本語でのメッセージを投稿し、第三話公開時には初の日本語スピーキング動画を公開。ファンからは「本当に流暢!」と驚きと称賛の声が寄せられています。
人柄と俳優としての魅力 ― 積極性と多彩な役柄
トミーさんの強みは「挑戦を恐れない姿勢」。
知的な役柄から格闘技を用いたアクションまで幅広くこなし、さらに日本語を使う役にも積極的に挑戦しています。
『ばけばけ』制作統括・橋爪國臣氏も「演技力だけでなく人柄も素晴らしい。ナイスガイ」と評価。現場での信頼感の厚さも彼の魅力のひとつです。
出演作品リスト(映画・テレビまとめ)
映画
- 『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』(2008年)
- 『エクソシズム』(2010年)
- 『Never Back Down: Revolt』(2021年)
テレビ
- 『ロビン・フッド』(2008年)
- 『イーストエンダーズ』(2011年)
- 『THE CROSSING』(2018年)
- 『The Window』(2021年〜)
- 『SHOGUN 将軍』(2024年)
- 『ばけばけ』(2025年放送予定)
まとめ ― 日本での今後の活躍に期待される国際派俳優
トミー・バストウさんは、イギリス出身でありながら日本語を学び、日本文化を深く理解する稀有な存在です。『SHOGUN 将軍』で注目を集め、NHK朝ドラ『ばけばけ』でさらなる飛躍が期待される彼は、日本と世界をつなぐ架け橋となるでしょう。
知性と情熱、そして人間的な温かさを持ち合わせたトミー・バストウさん。彼の今後の活躍は、日本のエンタメ界に新しい風を吹き込むにちがいありません。
これから始まる、本格的な登場シーンが待ち遠しいですね。


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